弾性塗料での塗装の注意点

寿々家の関野です。

今回は、弾性塗料についてです。

弾性塗料は伸びるという特徴があります!

塗料の厚さが通常の塗料の10倍もあり、ゴムのようによく伸びます

外壁下地に亀裂が入ったとしても、塗膜が伸びるため、外壁のクラックを埋めてくれます

弾性塗料の中でも、弾性性が非常に高く、20度で120%以上伸びる塗料を高弾性塗料といい、

やや弾性性をもち、20度で伸び率が100%以下の塗料を微弾性塗料といいます。

弾性塗料は、クラックが起こりやすいモルタル壁に適しています


しかし、現在ではあまり弾性塗料は使用されなくなっています。

建物の構造上の問題などで、内側からの湿り気が外に向かってクラックが入っている隙間から出ようとするのですが、弾性塗料には通気性がないため、塗膜が伸びて膨れていきます。

外壁膨れ
このように膨れてきます


水分や熱が原因となり、高弾性の塗料ほど、膨れが大きくなります


また、サイディングボードへの塗装はおすすめできません。

理由としては、サイディングボードは熱がこもりやすいからです。

サイディングボードには断熱材などが含まれていて、夏場に太陽を浴びると温度が80度まで上がります。

そこへ弾性塗料で塗装してしまうと、熱により、塗膜が柔らかくなり、塗膜から膨れてしまいます

塗膜の膨れが起きている箇所は、下地の外壁に密着していないため、周りの塗膜の剥がれや破れの原因にもなります。


塗料

また、サイディングボードはひび割れが起こりにくい外壁です。

サイディングボード目地には、ゴム質のコーキング材(シーリング材)が充填されています。

この目地材が建物に揺れや衝撃が加わっても割れを防ごうとするため、外壁の表面を弾性塗料で保護する必要はありません。

メリット、デメリットがある弾性塗料。

塗装をお考えの方の参考になればと思います^^