縁切りとタスペーサー

屋根を塗装するとき、屋根材の隙間に塗料が入り込んでしまうので、1枚1枚の間に隙間ができず、水を溜め込んでしまいます。


解決するために縁切りという作業が必要です。

縁切りとは、カラーベストやコロニアルの屋根の塗り替え時に必要な作業です。

縁切り

屋根の縁切りには、カッターによる縁切りとタスペーサーを使った縁切りがあります。

カッター、スクレーバーを使い、塗料によって引っ付いてしまった屋根材1枚1枚の間に切り込みを入れ、隙間を作っていきます。

この方法だと、地道な作業のため、施工に時間がかかってしまいます

また、いくつか問題点があります。

 ・縁切りしなくても気づかない

・削った部分が傷つく

・手間時間がかかる


そのため、現在はタスペーサーという部材を屋根材の隙間に挿入して縁切りとしているのが増えています!

タスペーサー

タスペーサーは、名刺を半分に折り畳んだくらいの小さなプラスチックです。

このような特徴があります。

・塗装前に設置するので、塗装に傷が付かない
・1人で2~3時間で終わる
・費用安く、延べ床面積30坪で1,000個のタスペーサーを使い総額3~5万円

タスペーサーによる縁切りは簡単で、施工したかどうか一目でわかります。



タスペーサー2
屋根材の隙間に入れることで、隙間を作り、雨漏りや結露を防止できます!

カッターでの縁切りに比べると、時間もかからず、コストが抑えられます

しかし、タスペーサーは便利なものですが、必ず設置したほうがいいというものはありません。

屋根に4mm以上の隙間がある場合は、タスペーサーは必要ありません!

また、太陽の当たる南側の屋根は自然に反ってくるので隙間が空きますが、北側にはあまり太陽が当たらないのでタスペーサーが必要です。

1枚の屋根材にタスペーサーを15cm間隔で挿入します。
1つのみ使用する場合をシングル工法、2つ使用する場合をダブル工法といいます。
ダブル工法が一般的な使用方法です。

高圧洗浄→下地の調整→下塗り→タスペーサーを挿入→中塗り→上塗り→ 完成といった流れになり、中塗りの前に挿入します。

下塗り御、十分に乾かしてからタスペンサーを設置します。

また、タスペーサーには02タイプ」と「03タイプ」の2種類あり、用途に合わせた種類があります。
「02タイプ」は屋根の劣化が少なく雨風の被害に比較的耐えられそうな屋根に使用することが多いです。

「03タイプ」は屋根材の劣化が激しいときなどに使用します。

「02」の方が安価ですが、金額にそこまでの差はありません。

塗装には様々な工法があり、タスペーサーを使わなくても無駄なく塗る方法もありますので、必ずしも必要というわけではありませんが、タスペーサーは今のところ、デメリットもなく、施主・業者にもメリットがあります!

ぜひご参考まで^^